2月はバレンタインデーにちなみまして
サム・マクブラットニィ 文
アニタ・ジェラーム 絵
小川 仁央 訳
どんなに きみがすきだか あててごらん
ちいさなウサギは、おおきなウサギに きいてみたくなった。
「どんなに、きみがすきだか あててごらん」
「そんなこと、わからないよ」と、デカウサギ。
「こんなにさ」とチビウサギは、腕を思いっきり広げて見せます。
デカウサギも、自分がどれほどチビウサギが好きかを腕をいっぱいに広げて見せます。
そして互いに、自分がどれほど相手のウサギを好きかを表現して見せます。
うんと背伸びしたり、跳ねまわったり。
やがて眠くなってきたチビウサギは、すっかり暗くなった空に浮かぶお月様を見上げ・・・
互いに相手のことをどれほど好きかを表現し合う、2匹のウサギが微笑ましい絵本です。
また、絵がとってもかわいい。
バレンタインを口実に、好きな人や動物、はたまた好きなことなど、改めて好きという思いを実感してみたり、どんなとこが好きだと感じているのか、そんなことを思ってみるのもいいかも。