毎日暑いですね。
天気予報の予想最高気温を見るだけで、何だかゲンナリしてしまうこの頃。
サロンの前にプール膨らませて、水浴びしたい。
いや、絶対せんけど。
さ、気を取り直して、8月の本です。
くらべる値段 東京書籍
おかべたかし:文
山出高士:写真
解説より
値段が異なるものを見くらべて「何が違うの?」と、疑問に思われた経験は、どなたにもあるのではないのではないでしょうか。
本書はそのような疑問に答えるべく、「金魚」「シャツ」「包丁」など、34の身の回りの品目を選んで、同じ品目でありながら値段が異なる2品を比較し、その違いがどこにあるかを解説した本です。
一つ一つ見ていくと、素材や手間が主な値段を決める要因であるのは想像通り。
いかに良い素材を使っているか、どれだけ手間がかかっているのか。
中でも、へー!と思った物の一つに「炭」。
原材料の違いに加え、時間と手間をかけしっかり炭化しているかどうか。
完全に炭化していないと、煙が出る、匂いが強い、炎が上がる、という現象が起こるそうです。
高価な物には理由がある。
知らなければ、うわっ高っ!で終わってしまう。
その理由を知り、お財布と相談しつつ、悩んで選んで。
そうして買った物は大切にするだろうし、それを身に着けていると背筋がグッと伸びる気がします。
私はつい、安価な物に飛びついてしまう方なので、ずっと使い続けられるようなお気に入り。
高価な物でなくとも、自分が悩んで選んで決めた物をぜひ、揃えたいものです。
その方がとても豊かだし、素敵な気がします。
ぜひ手に取って、へー!と思って欲しい本です。